資本主義なので、お金は大事です。
大事なんですけど、お金だけ求めて実は時間もお金も失っているということがあったりするわけですが、心当たりはありますか?
「お金を稼ぐのは良いけど、それってよく考えるとおかしいよね。」
ということが僕の周りで結構あったので紹介します。
事例としては、
- 僕の父の仕事の話
- 知り合いの先輩の話
- 企業が失敗する原因の話
の3つ。
それぞれ身の回りや自分がそうなってると思ったら改善したりアドバイスしてあげてください。
お金だけを求めると実は他の物を失っていることがありますからね。
目次
父の通勤距離と車
僕の父は県内では割と給料の良いらしい会社で働いているのですが、会社まで片道1時間かかります。
そして家からの距離も50kmくらい離れているので往復100km。
毎日通勤するとガソリン代がまあ大変なことになるわけです。
そのために父は燃費のいい車を新車で買い、その車のローンとガソリン代を払いながら1日2時間の時間を移動に使っています。
「まあ給料良いから、多少のガソリン代やローンは仕方ないよな」
と思うかもしれませんが、僕としては「これってどうなの?」と思います。
もらった給料が消える
これって
「高くもらった給料をローンやガソリン代で帳消しにしている」
とも言えますよね。
例えば、
「車のローンとガソリン代で毎月5万円をかけて、給料が+5万円もらえる職場に勤めている」
という場合もあるわけです。
この場合、
「給料のプラスはないけどローンはなくてガソリン代が月1万円しかかからない職場」
と、実質的に1万円しか差がありません。
時間まで失っている場合も
しかも父の場合は通勤時間が往復2時間なので、1日2時間を自動的に失っているわけです。
往復1時間しかかからない職場に転職したら、毎月20日出社するとしても20時間浮きます。
この時間でバイトするなり勉強したほうがプラスにできると思いませんか?
基本1人で仕事に行くので安い軽自動車でもいいわけですし、家から近ければガソリン代もそこまでかかりません。
軽自動車だと保険や税金も安いので、さらに維持費も安くなります。
時給は高い塾のバイト
知り合いの先輩でアフィリエイトをしている方がいるのですが、アフィリエイトを始める前は塾でバイトしていたそうです。
しかしバイト先の仕組みと自分の住んでいる場所での都合上、
- 時給1600円だが授業中のみ
- 準備時間などは1円ももらえない
- 塾に行くために往復2時間かかっていた
という状況だったため、1コマの授業をするためにアルバイトに行くと、
- 往復2時間
- 講義1時間
- 準備1時間
もらえる時給は1時間分で、時給400円だったそうです。
お金使うからお金が増えず失敗する企業
企業には生存対策と成長対策という2つの大事な考え方があります。
簡単に説明すると、
- 生存対策:お金を貯める
- 成長対策:たまったお金を投資する
ということです。
まず利益が出ていないなら、全力で生存対策をして利益を出すことから始まります。
この時に投資はせず、コスト削減などを行って利益を出すことを優先するべきです。
そして利益が出てある程度お金が貯まったら、今度はそのお金を設備などに投資して売り上げの拡大を狙います。
しかし中小企業などではここが分かってないところが多いようで、生存対策の段階で投資をしてしまうそうです。
上記でも言いましたが、利益が出てそれが貯まったお金で投資をする必要があります。
生存対策の段階で投資をするとどうなるかというと、使えるお金は1円もないのにお金を使う。
つまり、借金が溜まっていくわけです。
だから利益が出ていない会社がいくら売上を増やしても、利益が残らないのです。
「売上アップのために従業員にたくさん働かせろー」
(人件費アップ)
「売上アップのために新商品を開発しろー」
(開発費アップ)
「売上アップのためにもっと店を大きく改装するぞー」
(数千万かけて店舗改築)
これだとどれだけ売上を上げても、人件費・商品開発費・店舗の改築費用などで最初から利益なんて残ってません。
極端な話をすると、こうです。
「50万円の利益を出すために、100万円を人件費や商品開発費に使った。」
これでは本末転倒ですよね。
機会費用という考え方
機会費用とは、
「他のことを選択すれば得られたかもしれない価値や利益」
を意味します。
例えば今回の記事で扱った仕事の場合、
「家に近い職場に転職して移動時間が1時間短くなり、給料は変わらないけどガソリン代が月1万円で済んだ」
となると、「1時間」という価値が得られるわけです。
移動時間が月20時間浮くすると、その20時間を時給1000円でバイトでもすれば、+2万円稼ぐことができます。
今はネットで副業などいろいろ手段が取れるので、+5万なども狙えるかもしれません。
塾バイトの例だと、
「家から徒歩5分で行ける時給800円のバイト先を探す」
という選択をした方が、塾でバイトをするよりも稼げたわけです。
(別に800円じゃなくてもいいですが。笑)
企業の例だと、
「コスト削減してその差額の利益を生み出す」
だけで、投資せずとも利益が出てくる場合があります。
機会費用の難しいところは、
「実際はそれを行っていないので本人がなかなか気づかない」
ということです。
僕が今回のように指摘することで、知らないうちに損をしている人が気づいてくれたらいいなと思って記事にしました。
「今の自分の行動は本当に正しいのかな?もっといい方法はないかな?」
と一度考えてみてください。
僕自身もあとで後悔することはあるので、機会費用を頭に入れてそれに気づくことが大事だなーと感じます。
まとめ
- お金だけをもとめてお金や時間を失っていることがある
- 機会費用=他のことを選択すれば得られたかもしれない価値や利益
そういえば以前、牛丼並盛が無料で食べられるキャンペーンに人が殺到してニュースになりましたが、あれも機会費用のいい例です。
1時間待ちとかになったそうですが、380円の牛丼を無料で食べるために1時間待つのって、時給380円のバイトと同じですよね。
その1時間バイトしていれば最低賃金でも800円ほど稼げるのですが、それに気づいていないという・・・
やっぱりお金に振り回されないように学ぶのが一番ですね(^^)
こんにちは。
コミュ障が原因で就職から逃げたら会社員の給料超えちゃったあーむーです
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